Buchla 259 rev2

パードンさんオーダーのBuchla259ベースのVCOです。作るのが2回目なのでまたまた改良点がいろいろあります。
前回はDIP ICでしたがSOIC ICに変更しましたので厚さがノブを除くと45mmになりました。
これくらいの大げさな回路を組むとさすがに間違いは多少あり、配線でのごまかしが出てしまいましたが、最近アナログポリシンセの修理で基盤を見ても売れた物だからと思いきや結構後から修正した部分どのメーカーも多いですから、個人でつくってる自分としては。。。てなごまかしはOKでしょ?

ボクの作るモジュラーは薄いって事が重要で通常のモジュラー用ケースよりかなり薄いケースに入れられますので、ライブ会場への持ち込みがだいぶ楽なセットが組めます。通常のケースの半分以下の厚みのケースで充分です。

BUCHLA259

Buchla259はアナログシンセVCOの王様みたいな多機能さですが、実際ビンテージの本物は入手ほぼ不可能ですし、PCから操作するであろう現在のモジュラーシステムには不都合な事が多いので、それらを考慮した作りに変えてあります。前回から実際の改良点は以下の通り。

1… レンジスイッチ 2段階 –> 3段階
2… Mod IndexにOrder追加
3… Principal Oscillatorのモジュレーションソースに外部入力追加
4… AMモジュレーションをアナログフォトカプラではなくFETに変更し、高速AMモジュレーションを可能とする。

SOIC ICやチップ部品を使用すると音が悪くなるのでは?と思う方もいるでしょうが、今現在はDIPより高性能なICがチップ部品には沢山ありますので、逆に良い機材を作れる可能性が高いと思います。ただし高性能なコンデンサーは少ないのでコンデンサーだけはNGですが。

プラグインシンセでは不可能?な変態な音が作れるのもハードウェアならではです。

2013年1月02日 | カテゴリー: D.I.Y   パーマリンク

Buchla 259 rev2 への5件のコメント

  1. Benjamin より:

    Awesome!!

  2. ルーク より:

    こんにちは、

    Buchla 259 rev2に興味があるのですが、買うことはできますか。私は兵庫に住むアメリカ人で音楽がすきで、兄は海外でミュージシャンをしています。

    そのPCBが欲しいのですが、そのデザインを買うことはできますか?

    返事お願いします

  3. Nicolàs より:

    Good work!
    Is it possible to get the layout? I`d love to build one.

  4. kick より:

    this is hard to build by yourself. Because the parts must be same one. further SMD is hard to solder.

  5. Nicolás より:

    Yes, you are right. But I do have tools and experience with SMD soldering. I also enjoy a good challenge.

kick へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です