buchla 259

BuchlaというモジュラーシンセはMoogと同時期(以前?)に発売されたらしい。MoogやArp、Rolandが楽器としてのシンセサイザーとして発展していったのとは別の発展を遂げた、楽器というより機械もしくは実験用発信器みたいなヘンテコなシンセな印象。

その中心的変態オシレーターがprogrammable complex waveform generator model259。本物を日本で持ってる人は恐らくいないのでは?もちろん値段的にも高くて買おうと思う事はない様なモノ。だから作るしかない。

で、回路図見てもとても作る気にならないくらい複雑。パッと見さっぱり解らない。そこで大して重要とは思えないアナログスイッチ類をはしょって何となくこんな感じかなと思ったようにシンプルにして作ってみた。と、言うより回路図どおりには作る技術がなさそうなのでほとんどオリジナル。

結局ほとんどオリジナルとは違う回路になってしまったが、動作している波形はほぼオリジナルと同じ様に再現出来た。また、オリジナルには無い鋸波や矩形波も追加。Hard Synkも追加、AMの入力も追加と盛り沢山な豪華なオシレーターになりました。

パネルはまだ制作していないが、こんな予定。

259 front panel

波形その1 Timble

timble-1

timble-2

波形その2 Order High

order-high

波形その3 Saw

Saw

波形その3 Pulse

pulse-1
pulse-2

これらをぐちゃぐちゃにモーフィングして見た事無い波形が出来上がるが、基本はサイン波がどんどん変形して行くなんじです。オシレーターだけで結構遊べちゃいます。Timbleは加算合成したサイン波みたいな感じ。Order Highはわざと汚くした鋸波。SawとPulseはメチャクチャ汚い波形だけどアナログが奇麗だとあんまり意味が無いのでこんなんでOKとしてます。

あくまで普通の音楽を演奏したいなら全く必要のないモノですが、プラグインシンセや普通のシンセに飽きた人には最高の変態加減です。そのうち回路図や映像をUPしますので、耳を塞いでおいてください。

2011年12月06日 | カテゴリー: D.I.Y   タグ: , ,   この投稿のパーマリンク

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