D.I for Acoustic Guitar

パッシブのアコギ用DIです。
アコギ用DIだとL.R.Baggsが一番良く見かけるのですが、どーも音質的に納得できない。アコギの音にはやはりというか絶対トランスが良い!どう味付けしてもオペアンプやトランジスタだけだとウソ臭い。んでイコライザーもPA卓通す前提では必要ない。

という訳で誕生したDIです。前に作った竜太専用DIはアクティブなのでゲインは稼いでないのだが、今回はパッシブアコギ使用の加来松太君用なのでゲイン可変にした。なるべく回路はシンプルにしたいのでオールマイティに使えるようには考えずに設計しました。

DI for Acoustic GuitarC2の100pは若干高域を落とすために追加。C4とC5が並列で入っているのはC5の10uだけだとどうも高域の伸びが足りていない気がするので高域まで奇麗に通すため。このテのコンデンサーの使い方はパワーアンプで良く使われている。単純な事だが一般的にギター系だとこのテの事があまり考えられていない気がする。FETは音質的に使いたくないがインピーダンスを高くしたかったので仕方なく使っている。アコギは生音をマイク録りする方が良いのだろうが、ライブではDIが不可欠なのでなるべく音質を変えたくないし、汎用のDIだと薄っぺらたい音になるし、悩みどころだが最小限の味付けでトランス仕様でこんな感じにしてみた。

もちろんこれは色々と比べてみないと音の差は解らない程度だけど、比べちゃうともう市販品のDIには戻れないのでは?トランスが高いので安くはないが、お悩みの人は作ってみて下さい。下手に高いDI買って失敗するよりは絶対に良いハズ!

2012年3月25日 | カテゴリー: D.I.Y   パーマリンク

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